| ハアー 誰か来たよよだよ(アイヨ) 垣根の外に(アーヨイヨイヨイヨイ)今鳴いた鈴虫の音が切れた(アーヨイヨイヨイヨイ) |
| ハアー 長井戸沼から お米が取れる 取れる筈だよ沼だもの |
| ハアー 竹に短冊 七夕様よ 書いて流すは天の川 |
| ハアー 遠く離れて 切れたとみせて 末はまとまる凧に糸 |
| ハアー 思い出すよじゃ 惚れよが薄い 思い出さずに忘れずに |
| ハアー 佐倉宗五郎よ 子別れよりも 主と別れはまだつらい |
| ハアー 可愛がられた 竹の子でさえ 末は切られて桶のタガ |
| ハアー 佐野も上州も 古河関宿も 水の流れはみな同じ |
| ハアー 雨は天から 横には降らぬ 降らぬ筈だよ雨だもの |
| ハアー 雨は天から 横には降らぬ 風の便りで横に降る |
| ハアー 海で魚釣る 浦島太郎 開けて悔しい玉手箱 |
| ハアー 長井戸沼さえ 竿さしゃ濁る 注して濁らぬ茶碗酒 |
| ハアー 鳴くなチャボ鳥 まだ夜は明けぬ 明けりゃお寺で鐘が鳴る |
| ハアー 山で赤いのが ツツジに椿 海で白いのが帆掛け船 |
| ハアー 中田たんぼの 千本桜 花は咲いても身は裂かぬ |
| ハアー いやな逆立ち 砂井船 漕いじゃ中田が近くなる |
| ハアー 親父親父と 威張るな親父 親父子供の成り上がり |
| ハアー 虎は千里の 藪さえ越すが 越すに越されぬ大井川 |
| ハアー 入れておくれよ 痒くてならぬ 私一人だけ蚊帳のそと |
| ハアー もめよもめもめ もまなきゃならぬ もまな若い衆の恥となる |
| ハアー 声がかれても 池の水飲めば 飲めば飲むほど艶が出る |
| ハアー 今は子供でも 四五年経てば 娘騒がすよな年となる |
| ハアー 今じゃ梅干し 昔は花よ 鷲を鳴かせたこともある |
| ハアー 今年しゃ豊年 愛宕の杜に 響く太々神楽殿 |
| ハアー 親の意見と ナスビの花は 万に一つの無駄がない |
| ハアー 土手の桜が 嵐にもめて わたしゃあの娘に気がもめる |
| ハアー どうせこうなりゃ 二足のわらじ 共にはいたりはかせたり |
| ハアー 山で鳴く鳥 たんぼで聞けば 思いキリキリキリと鳴く |
| ハアー 信州信濃 新蕎よりも わたしゃあの娘のそばがよい |
| ハアー チラチラするから ランプを消しな ランプ消すよな風ほしい |
| ハアー 惚れて通えば 千里も一里 広いたんぼもひとまたぎ |
| ハアー 盆が来たのに なぜ足袋履かぬ 履けば汚れる切れもする |
| ハアー 親の意見と 冷たい酒は すぐに効かねど後で効く |
| ハアー 咲いた桜に なぜ駒つなぐ 駒が勇めば花が散る |
| ハアー 可愛い男と 正月さまは 来るか来るかと門に松 |
| ハアー ハアー 揃た揃たよ 踊り子揃た 稲の出穂よりよく揃た |
| ハアー 遠く離れて 枯れ木に蛍 水に焦がれて身を焦がす |
| ハアー 柳橋生まれは 猫でも可愛い 女猫ならなお可愛い |
| ハアー 春は花咲く 八幡さまよ 日傘絵日傘花飾り |
| ハアー 西に富士山 東に筑波 あいにはさまる猿島の郡 |
| ハアー 年に一度の 七夕様に 書いてながすは天の川 |
| ハアー 土手の桜に 蝶々がとまる とまる筈だよ花だもの |
| ハアー 明日の天気を 尻穴に聞けば わたしゃ天井向いたことがない |
| ハアー 蝶よ花よと 育てた娘 明日は他人の手に渡る |
| ハアー 目出度目出度の 若松様よ 庭にゃ鶴亀五葉の松 |
| ハアー揃た揃たよ 皆様と一座 明日はどちらで一座やら |
| ハアー 一つ上げます この風邪声で あとは頼みます側の人 |
| ハアー 酒はよいもの 気を勇ませて 顔に錦の艶を出す |
| ハアー 声はすれども 姿は見せぬ 藪にからまるきりぎりす |
| ハアー 粋な声して 人足とめて 人が手を出しゃ逃げるだろ |
| ハアー お前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の生えるまで |
| ハアー 酒の座敷に 女子がなけりゃ 井戸につるべのない如く |
| ハアー 角力に負けても 怪我さになけりゃ 晩にゃわたしがねてまける |
| ハアー 蝶よ花と 蝶々が惚れた 花が惚れたか赤い糸 |
| ハアー 山で赤いのが ツツジに椿 咲いてからまるフジの花 |
| ハアー いやだ釈迦橋 上砂井舟渡 漕いじゃ中田が近くなる |
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